
太陽の呪い唄・・・そうとしか表現のしようがない異常な暑さ。
紛れもなく今年の太陽は、多くの命を無差別に奪うつもりだ。
日中の海賊猫たちは、みな一様に息が荒い。苦しそうだ。
マダラも物陰に身を潜めて全く動くことができなかった。

マダラたちの母であるマママは、新たな命を誕生させた。
その中の一匹の黒い子猫は、見るからに虚弱だった。そして熱を吸収する黒い毛色。
もうこの子猫の姿は今は見ない・・・

幸いマダラの黒い子猫は無事ではあるが、やはり疲労の色が窺える。
それを懸命に励ますマダラの姿には、いつも胸を打たれる。

マダラのもう一匹の子供であるチャトラ。
自然は自然の法則によって、間引きを行なおうとしている。
無邪気に遊ぶ子猫たちは、自らの運命をまだ何も知らない・・・

そして陽は沈む・・・ようやく訪れる安らぎの時間。
野良は如何なる運命が待ち受けようとも、常にそれを受け入れる準備をしている。
ましてや彼ら彼女らは、人間よりも自然を知り、自然を信頼し、自然に背くことがない。
人が獣に劣ることは絶対にありえないはずなのに・・・
運命を受け入れないのも、何ら心構えをしないのも、自然に対して牙を剥き続けるのも、
それら全ては我々人間のほうではないか・・・
(model/マダラ&マママ)




















